ブラックジャックによろしくを読んだ

iPadminiではじめて漫画を読んだ
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佐藤秀峰氏の「ブラックジャックによろしく」を漫画 on web(http://mangaonweb.com)からダウンロードした。

2002年からモーニングで連載された漫画で名前は聞いたことがありましたが、わざわざお金を払ってまで読んでみたいとは思いませんでした。

 

しかし無料でしかも全巻読めるとなれば話は別です。一気に読みました。iOSアプリのブラックジャックによろしくは13巻までの全巻が無料です。その後の「新 ブラックジャックによろしく」は全9巻。こちらは一冊170円の有料となっています。当初は無料分だけでいいやと思っていたのですが実に面白い。読むに連れて主人公や物語に没頭し、一旦終了した話に続編があるとなると読みたい衝動に駆られます。そこで「新 ブラックジャックによろしく」は9巻分すべて購入しました。

 

ネタバレになると嫌なので物語の中身についてはここでは書きません。患者に対してどう向き合うかを常に考え抜き行動する主人公。現代医療の問題点に周囲を巻き込んで果敢に取り組みます。非常に面白いので是非一読してみて下さい。

 

そこで今回のこの電子書籍の無料配信について思いました。

これがコンテンツに対する対価の支払の理想形ではないかと。

 

だれも海千山千のものにお金を支払いたくありません。そのためにまずはお試しでどうぞというのは当たり前の商売です。それを正直にやってのけたのが今回の事例でしょう。

 

おそらくこの漫画が今までどおり出版社の都合で書店に並んだり、Amazonで販売される形態を取っていれば、注目されることはなかったでしょう。この「ブラックジャックによろしく」の全巻無料配信は、佐藤秀峰氏が作品の二次利用を完全自由化したために実現しました。

 

今から約10年前の作品が短期間で再び大勢の人に読まれました。再びこの漫画を読んでみようと思った方もいっらしゃれば、私のように初めてこの作品に接する人もいます。おそらく後者の方が圧倒的に多いでしょう。

 

お試しが広くあまねく人たちに一挙に提供できるのがウェブを使用したコンテンツ配布。それはアプリでも、動画でも、Podcastでもなんでもよい。本当に「これは凄い!!」「面白い!!」となれば人はお金を支払うものです。佐藤さんの思い切った決断は今後のコンテンツの有償配布への大きな流れを作ったのだと思います。

 

ブラックジャックによろしくを読んで、その主人公の斉藤英二郎と作者、佐藤秀峰がダブって見えました。今後の作品も読んでみようと思います。

 

iPadminiでの漫画閲覧も非常に快適。こりゃ紙の漫画はいらんくなるわw