オーディオドラマ「五の線3」

「五の線」の人間関係性が生み出た事件。

それは鍋島の死によって幕を閉じた。

間もなくして都心で不可解な事件が多発する。

物語は「五の線2」の物語から6年後の日本が舞台。

 

ある日、金沢犀川沿いで爆発事件が発生する。ホームレスが自爆テロを行ったようだとSNSを介して人々に伝わる。しかしそれはデマだった。

事件の数時間前に現場を通りかかったのは椎名賢明(しいな まさあき)。彼のパソコンの中には、そのときSNSで拡散された現場動画のデータが収められていた。

 

なぜ彼がそのようなデータを保持してるのか。

物語の進展によってそれは解明されることとなる。

 

本作はその椎名をはじめ、五の線2に登場した人物と新設された公安特課の人間模様、駆け引きを描いたオーディオドラマ「五の線2」の続編となります。

 

※この作品はフィクションで、実際の人物・団体・事件には一切関係ありません。

 

ここには最近の5回分のエピソードが紹介されています。

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「五の線3」配信ブログ【http://gonosen3.seesaa.net

オーディオドラマ「五の線3」

第27話 (土, 20 7月 2019)
3-27.mp3「実験ですか…。」「おう。」「まぁ確かにそんなこと言ってますが、文脈から言って何ら不審な点はありませんけど…。それに実験って言葉はどこでも使用されますよ。」「うん。」「自分は曽我に対してはむしろ医師にしては珍しく正直で謙虚だって印象です。古田さんはちょっとその実験ってワードに神経質になっとるんじゃないですか。」古田はタバコを咥えた。「そうなんかもしれん。けどな。」「けど?」「そのどっか引っかかるっちゅう、妙な感覚がワシを動かせ、ひょんなもんにぶち当たることがあ..
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第26話 (Sat, 13 Jul 2019)
3-26.mp32015年。鍋島事件から約1年がたったGW。病院敷地内の人の姿はまばらだ。石川大学病院の職員通用口から男が出てきた。身長は170センチ程度。年齢は50代なかば程度と思われる銀縁ネガネをかけた男だ。眉間にシワを寄せどこか神経質そうな表情の彼は携帯電話を触りながら駐車場へ進む。リモコンで車のロックを解錠すると、近くの外国車のハザードランプが明滅した。車の横に立った彼は手にしていたリュックを後部座席に投げ入れ、運転席に乗り込んだ。ドアをノックする音運転席を覗き込むよ..
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第25話 (Sat, 06 Jul 2019)
3-25.mp3「班長。いまどちらですか。」「ちょっと頭ん中整理すっために外に居る。」「お戻りは。」「やわら戻る。何かあったか。」「石川から報告です。」「何や。」「椎名のところの監視カメラと盗聴マイクをアップデートして早速変化が見られたと。」「おう。」「立憲自由クラブの「安全保障予算を実効性のあるものに」ってスレッドを読んでこう言ったそうです。」「立憲自由クラブ?…ちょっと待て。」携帯を取り出した彼はそこに該当のウエブサイトを表示させた。「うわ…字だらけや…。ちょ俺いま無理や..
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第24話 (Sat, 29 Jun 2019)
3-24.mp3「予約した椎名です。」こう言って椎名はボストークの店主である髭面の男にメモ用紙の切れ端を手渡した。「急げ。」店主は黙ってうなずき、それをポケットの中にしまった。「お連れ様は先に奥の席にいます。」「もう?」「はい。10分ほど前に。」店の奥を見るとショートカットの女性がうつむき加減で座っていた。「寝てます。」「寝てる?」「ええ。ほら。」座ったまま体を時折前後する船を漕ぐ状態である。「片倉さん。片倉さん。」近づいて名前を呼ぶも返事がない。「困ったな…。」相手が男なら..
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第23話 (Sat, 22 Jun 2019)
3-23.mp3土曜あさ。ベッドから身を起こした椎名はいつものようにシャワーを浴びていた。ー今日は京子と接触。ーナイトのフォローもしないと…。ーそれにしてもどうしたもんか…。公安のやつ俺の部屋になにをした…。ー迂闊に動けないぞ…。ールーク。早くしろ…。シャワーを終えて体を拭き、彼は携帯を手にした。画面には1件のメッセージ表示があった。壁を背にした相馬はそれを開いた。「けゆれへえうそておくかめおさへとおせおくぬよぬをわみらでへかごさね」ー暗号…。冷蔵庫の中を一旦確認する動きをし..
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