オーディオドラマ「五の線」

ある殺人事件が身近なところで起こったことを、佐竹はテレビのニュースで知る。

容疑者は高校時代の友人だった。事件は解決の糸口を見出さない状況が続き、ついには佐竹自身も巻き込まれる。石川を舞台にした実験的オーディオドラマです。

 

  ※この作品はフィクションで、実際の人物・団体・事件には一切関係ありません。

 

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ここには最近の5回分のエピソードが紹介されています。

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オーディオドラマ「五の線」

23,12月20日 日曜日 13時08分 熨子山連続殺人事件捜査本部 (木, 18 7月 2019)
23.mp3「未明のガイシャの身元が判明しました。」察庁組だけが残る捜査本部に関が入って来た。捜査データを分析をしていたスタッフは手を止めて関の方を見た。「報告しろ。」「はい。ひとりは穴山和也。23才男性。住所は金沢市銚子。地元ガソリンスタンドに勤務する男です。県外出身者であり、アパートに一人暮らしをしていたようです。勤務先のガソリンスタンドの店長が、出勤日のはずなのに連絡がつかないとの事で警察に届けがあり、本人の特徴等を照らし合わせた結果、身元が判明したものです。」「ほう。..
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22,12月20日 日曜日 11時48分 県道熨子山線 熨子町集落周辺 (Thu, 11 Jul 2019)
22.mp3熨子山の登り口にあたる熨子町の集落周辺は、松永率いる捜査本部の指示で検問の体勢をさらに強化する事となった。1時間前には3名の警官が検問にあたっていたが、さらに補充され6名の人員が検問にあたっていた。熨子町に唯一アクセスできる県道熨子山線は石川県と富山県を結ぶ生活道路でもある。そのため事件後もいつもどおり石川・富山の双方からの往来があった。このように交通量が多い道路を完全封鎖するのは難しい。そのため警官の補充を持って検問体制の強化を図ったのだ。事件現場から最も近い熨..
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21,12月20日 日曜日 12時22分 熨子駐在所 (Thu, 04 Jul 2019)
21.mp3「よう。」駐在所の奥にある畳が敷かれた休憩室で横になって、うとうととしていた鈴木は、不意を討つ来訪者に睡眠を妨害された。彼は目を擦りながらその身を起こし訪問者の方を向いた。「なんや、トシじゃいや。」「おう、お休み中すまんな。」熨子駐在所を訪れたのは、捜査二課の古田だった。彼は休憩室に上がり、その畳の上にあぐらをかいて座った。「どうしたんや。急にこんなとこに来るなんて。」「まぁ、お前に直接、いろいろ聞きたい事あってな。」古田と鈴木は昔なじみの同期の間柄である。どちら..
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20,12月20日 日曜日 11時00分 金沢北署「熨子山連続殺人事件捜査本部」 (Thu, 27 Jun 2019)
20.mp3北署の大会議室に設けられた「熨子山連続殺人事件捜査本部」には捜査員が集結していた。上座には松永を中心とした幹部組10名がずらりと並び、それと向かい合うように県警本部および所轄の捜査員総勢60名が座っていた。上座の中には本部長の朝倉と警備課長の三好、金沢北署署長の深沢の三人の姿も見える。張りつめた空気の中でキャリア組とノンキャリア組がひとりひとりの顔を確認するかのように視線を動かしていた。捜査一課の片倉は松永の隣に座り彼の表情を横目で見ていた。「それでは定刻となりま..
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19,12月20日 日曜日 11時52分 喫茶「ドミノ」 (Thu, 20 Jun 2019)
19.mp3ひととおり説明した赤松は手元に置いてあるメニューに目を通し、その中から定食を頼んだ。佐竹も赤松と同じものを頼む事にした。「今になって考えてみれば、あいつがウチの店に来てから何度か警察が来た事があったわ。」「警察が?」「ああ。」「警察が何をしに?」胸ポケットにしまってあった煙草を取り出した佐竹はそれをテーブルに置いた。赤松に「どうぞ」と促された彼はそれを咥えて火をつけた。「ほら俺の親父、6年前に事故で死んだやろう。」紫煙を口から勢い良く吹き出しながら佐竹は頷く。「そ..
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